自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

赤ちゃんの発達の目安!姿勢・ 移動運動の正常発達(12ヶ月)!歩行の獲得!

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発達障害において 、 姿勢や運動上のつまづきに対処するには、正常発達を知っておくことが大切です。今回、歩行獲得に向けた、姿勢・ 移動運動の正常発達(12ヶ月)について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 赤ちゃんの発達の目安!姿勢・ 移動運動の正常発達(12ヶ月)!歩行の獲得!

文献

歩行獲得の時期

歩行獲得の時期は12ヶ月とされています。
初めは自分自身の姿勢調整能力以外に頼るものがないことから、つかまり立ちで余裕を持っていたとしても、再び難しくなってきます。
初期歩行では、不安定さを代償する徴候がみられます。

 

初期歩行の特徴①ハイガード

ハイガードは、手によるバランス補助や、肩甲骨内転で背筋を伸ばし、空間での体幹保持を助ける働きがあります。
体幹でのバランス保持が向上すると、上肢の補助が少なくなり、ミドルガード、ローガードと手が下がってきます。
バランス保持に上肢の補助がいらなくなると、上肢は骨盤回旋のために使用され、腕の振りが出現します(4歳)
成熟した歩行では骨盤と肩甲骨は逆の動きになります。

初期歩行の特徴②骨盤回旋の欠如

初期歩行では姿勢の安定が必要なため、股関節周囲筋を同時収縮させています。
足関節での支持性が出てくると、股関節周囲筋の過剰収縮は必要でなくなり、結果的に骨盤回旋がみられるようになります。
年長になると腹部の脂肪が減り、腹筋が作用しやすくなることも、骨盤回旋を助けています。

初期歩行の特徴③広い歩幅

1歳前後は重心の位置は成人よりも相対的に高くなっています。
そのため歩行安定には、広い支持面を確保する必要があります。
股関節外転・外旋位で足を踏み出すような歩き方となります。
バランスの安定性向上により歩隔は狭くなります。
初期歩行では四つ這い移動も行われており、これが股関節内転・内旋の準備をします。
膝、足が進行方向に対してまっすぐ向くようになると、方向転換が容易になります。

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初期歩行の特徴④足底全体での接地

股関節外転・外旋での足の運びは、股関節と膝関節を過剰屈曲させ、足を持ち上げ、しこを踏むようにそのまま接地させます。
足関節の支持性が伴うと、股関節、膝関節の過剰屈曲の必要がなくなり、足関節での接地面の蹴りが現れます(2歳)
踵から接地し、最後に足指が離れるパターンになっていきます。

初期歩行の特徴⑤立脚相での膝伸展

初期歩行では支持性を高めるため立脚相では膝を軽く過伸展でロックしています。
バランスや支持性向上により、踵接地の瞬間に膝伸展させますが、立脚相で膝がやや屈曲したままになります。
膝の軽い屈曲は、衝撃緩衝作用となり、同時に重心の垂直移動を抑える役割があります。
初期歩行では上下左右の重心移動が大きく、エネルギー消費も大きいことが特徴です。
膝屈曲が生じると、重心移動が少なくなり疲れにくくなります。

初期歩行の特徴⑥歩行速度、ケイデンス、重心移動

初期歩行では足の短さやバランスの不十分さからケイデンス(1分間の歩数)が大きく、ちょこちょこした歩き方となります。
歩幅が均一でなく上下左右の重心移動も大きく、疲れやすい短距離しか歩けない歩行といえます。
歩幅が大きくなるほど、ゆったりとした歩き方に変わっていきます。

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