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リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

肩外側の痛み(腋窩神経)と肩関節伸展筋群筋力低下の運動学的評価

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肩外側の痛み(腋窩神経)を引きおこす原因のひとつに、肩関節伸展筋群筋力低下があります。今回、肩外側の痛み(腋窩神経)と肩関節伸展筋群筋力低下の運動学的評価について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 肩外側の痛み(腋窩神経)と肩関節伸展筋群筋力低下の運動学的評価

引用・参考文献

肩外側の痛み(腋窩神経)と肩関節伸展筋群筋力低下の関係性

肩関節伸展筋群は投球動作などにおいて、follow through期に生じる肩関節水平内転に対してブレーキをかける役割があります。
肩関節伸展筋群の筋力低下があると、follow through期での上肢の動きを減速させることが難しくなります。
follow through期では後方腱板である棘下筋や小円筋の遠心性収縮により上肢のブレーキ作用が働きますが、腱板筋群の筋力低下がある状態で動作の反復を行うと、肩関節伸展筋群に大きなストレスが加わり、疲労が生じることで、肩関節伸展筋群の筋力低下につながることがあります。

肩外側の痛みの部位同定法:腋窩神経の疼痛再現検査 - 自分でできる体健やかブログ

肩関節伸展筋群筋力低下の運動学的評価

肩関節伸展筋群の筋力評価は徒手筋力評価法(MMT)に準じて行います。
肩関節伸展に作用する筋は三角筋後部線維、広背筋、大円筋があります。
三角筋後部線維は上肢下垂位にて作用が強くなり、広背筋は上肢挙上位にて作用が強くなります。
広背筋と大円筋は同様の作用があり、付着部も隣り合っています。両者の違いは、体幹や骨盤の運動を伴うかどうかで、広背筋は上肢を固定していると骨盤の挙上に作用します。

MMTで広背筋を分離判別する方法

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肩関節伸展のMMTにおいて、総括的(三角筋後部、大円筋、広背筋)に行う場合、腹臥位にて肩関節を伸展することで行います。
広背筋を分離判別する方法(段階5と4において)は以下の2つがあります。

腹臥位での分離判別
①腹臥位にて頭はテストする側に向け、肩関節内旋位で上肢は体側に置き、 肩関節はオトガイレベルに合わせます。
②被験者は上肢を下方に押し下げ、胸郭を骨盤に近づけようとします。

座位での分離判別
①座位にて両手を両股関節のそばで検査台の上に置かせます。
*上肢が短すぎて肢位を取れない場合、プッシュアップ台を用います。
②被験者は両手の上押し下げる力を加え(床を押し:プッシュアップ)、検査台から臀部を持ち上げ浮かします。
判定:
段階5では被験者が臀部を持ち上げ検査台から離すことができる場合
この検査方法では段階4はなく、腹臥位での分離判別方法を用いて5以下の段階を判定します。

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