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肩前上方の痛み(肩甲下筋、腱板疎部、関節唇)と腱板構成筋の筋力低下の運動学的評価

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肩前上方の痛み(肩甲下筋、腱板疎部、関節唇)を引きおこす原因のひとつに、腱板構成筋の筋力低下があります。今回、肩前上方の痛み(肩甲下筋、腱板疎部、関節唇)と腱板構成筋の筋力低下の運動学的評価について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

肩前上方の痛み(肩甲下筋、腱板疎部、関節唇)と腱板構成筋の筋力低下の運動学的評価 

肩前上方の痛みと腱板構成筋筋力低下の関係性

肩甲下筋、腱板疎部では、上腕骨頭の前方への過剰な滑りが生じる場合に肩関節前峯部分への伸張ストレスが大きく加わります。
これは、肩関節運動時の上腕骨頭の前上方への変位と呼ばれています。不安定性に原因がある場合、肩関節外転・外旋した際に発生することが多くあります。この場合、動的安定化機構となる回旋筋腱板の機能評価を行う必要があります。

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関節唇では、肩関節内転・内旋運動時の筋活動の乱れが関係しており、大胸筋と肩甲下筋の内旋筋が強調して収縮しなければならないところが、肩甲下筋の収縮が不十分で上腕骨頭の前方変位が増強することが考えられます。

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腱板構成筋の筋力低下の運動学的評価

①肩甲上腕関節の安定性に関与する筋
②肩甲上腕関節の運動に関与する筋
③肩甲胸郭関節の運動に関与する筋
の3つの要因に分け、検査を行い解釈の材料にしていきます。

①肩甲上腕関節の安定化に作用する筋

構築学的に安定性が低い肩甲上腕関節が運動するためには,安定化に作用する筋が収縮し,上腕骨頭を求心位に保持する役割が求められる.それを担う中心が回旋筋騰板(rotator cuf)である.

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②肩甲上腕関節の運動に作用する筋

肩甲上腕関節の運動に作用する筋は,表層に位置し,停止部が関節から離れた部位にある.特に停止部が関節から離れていることで,大きなトルクを発生しやすくなる.

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 p20

これには三角筋や大胸筋などがあります。

③肩甲胸郭関節の運動に作用する筋
肩甲骨と胸郭をつないでいる筋であり、IST musclesと言われています。

IST musclesの筋力低下か、 rotator cuffや三角筋などの筋力低下かの判断には、徒手筋力検査法(MMT)に 準じて評価を行います。
機能低下しているのが腱板筋なのか、三角筋や大胸筋かなのかを正しく判別することは困難でもあります。
これらの見極めには、病歴や診断名、画像所見などから総合的に判断することが必要になります。

腱板筋のトレーニングのポイント

腱板筋の筋力トレーニングにおいては、強い負荷をかけトレーニングを行うと、三角筋や大胸筋など張力の大きな筋で代償してしまうことがみられます。
そのため負荷の強弱を意識しながら、可動範囲を大きく動かすようにしていきます。

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引用・参考文献