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リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

FIM「コミュニケーション(理解)」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消

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 FIMにおける「コミュニケーション(理解)」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 FIM「コミュニケーション(理解)」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消

参考文献

運動項目と認知項目の違い

認知項目では、「介助」の意味合いが運動項目とは異なります。
「介助」=監視、配慮、助言、手助け
となります。
採点基準は「介助」=5点以下となります。
採点の対象となる課題は、「複雑な課題」と「単純な課題」に分けて採点する項目があります。
認知項目の「介助」では、
5点:10%未満の介助
4点:10%以上25%未満の介助
3点:25%以上50%未満の介助
2点:50%以上75%未満の介助
1点:75%以上の介助
となります。

理解の定義と手段

相手の伝えようとしたことの意味を捉える能力
*その先の判断力は含まれません。
「理解」の基本は聴覚であり、視覚(文字、手話など)は含まれますが補助的なものと考えます。

複雑な課題と簡単な課題

複雑な課題は、自分の生活に関わる複雑で抽象的な内容のものをさします。
・グループにおける課題
・家屋の改修などの計画内容
・金銭管理や宗教の話題
・冗談
・ニュースやドラマに関する話題
・世間話

簡単な課題は、日常生活上の基本的・簡単な内容のものをさします。
・セルフケアに関する話題
・基本的な欲求
・挨拶
・ごく簡単な会話

採点の流れ

7点:複雑な課題の理解が問題なく可能
6点:複雑な課題の理解が時間がかかる、道具(補聴器など)、筆談などを使用
5点:簡単な課題の理解が可能
4点:簡単な課題の理解が短文レベルで可能
3点:簡単な課題の理解が短い句、強調文で可能
2点:簡単な課題の理解が単語・ジェスチャー、Yes-Noで可能
1点:簡単な課題の理解が困難

介助の内容

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・ゆっくり/大声で
・繰り返す
・文を短くする
・強調する
・間をおく
・補助具(コミュニケーションボードなど)、道具を準備するなど

具体的採点例

7点:退院計画などすべての共通の話題について友人と会話することができ、雑誌や小説 を読みはじめた。
7点:評価者、看護師などにとって外国語であるが、患者の母国語としては何の問題もなし。
6点:補聴器を用い、サスペンスドラマを楽しんでいる。
6点:難聴があり、「左からでは聞こえないので右から話して下さい」と言い、右から話せば、何の問題もない。(軽度の困難を伴う)
5点:食事や疾痛への投薬の必要性、身体介助など日常のことについての質間を理解する ことができた。テレビは見たが、複雑な内容の筋を追うことはできず微妙なユーモアを理解することはできなかった。
4点:「腕が痛まれますか」「投薬を望まれますか」では患者から返答がなく、「薬が欲しいですか」で患者から反応あり。(介助者は短いながらも完全な文で話せるが、患者にわからせるため言案を選ぶ必要がある)
3点:「お痛みですか、痛みます?」など強調語を用いた短い句で話す必要がある。
3点:おなかがすいているか、のどが乾いているかなどの会話10回のうち、3-5回は手助けを要する。(5-7回は手助けなしに理解する)
2点:「もうひとつ枕が必要ですか?」「お薬ですか?」「ベッドに戻りたいですか」のような質問にまばたきをすることで肯定の応答を表している。(Yes/Noやジェスチャーは2点のキーワード)
2点:失語症患者でジェスチャーを見ることにより理解する。
2点:腕の痛い患者に腕を指しながらの「痛い」がわかる。
2点:補聴器を使おうとしない難聴患者で大声で話しかけても結果的に基本的会話の 25-49%しか理解できない。
1点:まったく意味が通じない。

疑問点の解消

認知症患者において、話しかけた内容に対する答え(内容)の正誤は問いません。

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