自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

膝前面の痛み(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)と腸腰筋筋力低下の運動学的評価

【スポンサーリンク】

膝関節前面の痛み(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)を引きおこす原因のひとつに、腸腰筋の筋力低下があります。今回、膝前面の痛み(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)と腸腰筋筋力低下の運動学的評価について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

膝前面の痛み(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)と腸腰筋筋力低下の運動学的評価

膝前面の痛みと腸腰筋の筋力低下の関係性

腸腰筋は腰椎の前弯保持や骨盤前傾位保持の役割があります(腰椎・骨盤から起始して大腿骨に付着する)。腸腰筋の筋力低下により、スクワット動作での腰椎・骨盤前傾位保持が困難になると、腰椎後弯・骨盤後傾し後方重心となります。後方重心となると、膝関節伸展モーメント増大により膝関節前面に伸張ストレスが生じます。
腸腰筋の筋力低下は、脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯の痛みを引き起こす可能性があります。

 膝前面の痛みの部位同定法:脛骨粗面(Osgood-schlatter病) - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛みの部位同定法:脛骨粗面(Osgood-schlatter病) - 自分でできる体健やかブログ

腸腰筋筋力低下の運動学的評価

【スポンサーリンク】
 

腸腰筋は腸骨筋と大腰筋から構成されています。
腸骨筋は腸骨窩から起始し、股関節小転子に停止します。
大腰筋は腰椎から起始し、股関節小転子に停止します。
大腰筋以外の股関節周囲筋は、骨盤と股関節で連結しています。大腰筋は腰椎から前方に走行し、大腿骨の前面を通過後、後方に回り込み小転子に停止します。
このような走行からも、直立立位姿勢をとった際には、大腿骨頭こ前面から後方に押さえつけ、股関節の安定性を高める働きを有します。
腸腰筋の筋力測定は徒手筋力検査法(MMT)にて実施します。
骨盤前傾位にて腸腰筋の収縮を行うと、骨盤前傾方向への作用となるため、評価の際には骨盤の傾きに注意して行う必要があります。
また、大腿骨頭を腹側から後方に向かって押さえこみ、腸腰筋の作用を代償することにより発揮される筋力に変化がないかを評価することもあります。
腸腰筋による股関節屈曲の代償運動としては、縫工筋を用いる場合は股関節外転と外旋運動が起こります。また、大腿筋膜張筋を用いる場合は股関節内旋と外転運動が起こります。

関連記事

膝前面(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)の痛みと股関節伸展筋筋力低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛みの同定法:膝蓋下脂肪体 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛みの同定法:膝蓋大腿関節 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(脛骨粗面、膝蓋靱帯・膝蓋支帯、膝蓋大腿靱帯)と足関節背屈制限の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(脛骨粗面・膝蓋靱帯・膝蓋支帯)と腸腰筋筋力低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(脛骨粗面、膝蓋靱帯・膝蓋支帯、膝蓋下脂肪体、膝蓋大腿関節)と大腿四頭筋伸張性低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(膝蓋下脂肪体)と膝蓋下脂肪体拘縮の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(膝蓋靱帯・膝蓋支帯、膝蓋下脂肪体、膝蓋大腿靱帯)と大腿四頭筋筋力低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

膝前面の痛み(膝蓋大腿関節)と股関節外転筋筋力低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

引用・参考文献