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内側半月板の痛みと半膜様筋収縮不全の運動学的評価

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内側半月板の痛みの原因の一つとして、半膜様筋の収縮不全によるものが考えられます。今回、内側半月板の痛みと半膜様筋収縮不全の運動学的評価について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 内側半月板の痛みと半膜様筋収縮不全の運動学的評価

内側半月板と半膜様筋

内側半月板の痛みの原因のひとつに、半膜様筋の収縮不全が考えられます。
半膜様筋はハムストリングスを構成する筋群(他に大腿二頭筋、半腱様筋)のひとつであり、広範囲に停止部があります。
停止腱は膝関節後内側を下降し、5束に分かれます。2束は脛骨後内側の関節裂隙直下、3束は後斜靭帯、斜膝窩靭帯、膝窩筋の筋膜に停止します。
なかでも後斜靭帯の繊維は半月板に付着しており、半膜様筋の収縮により半月板を後方移動させる作用があります。
半膜様筋の収縮が不十分な場合、半月板の後方移動が制限されます。すると、膝関節屈曲の際に半月板に対して圧縮ストレスが過剰にかかることがあります。
半膜様筋の収縮不全は下腿外旋のアライメント異常にも関与するため、下腿の回旋異常についての評価も行う必要があります。

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半膜様筋のトリガー組織判別テスト

①背臥位にて膝関節屈曲運動を自動介助で行い、その際、半膜様筋の収縮に伴う外側への移動を誘導します。
解釈:半膜様筋の圧痛消失、膝伸展制限が変化すれば、半膜様筋の過緊張による痛みや下腿回旋異常への影響が考えられます。
*半膜様筋の停止腱は、膝窩部で靭帯などに付着するため、半膜様筋の過緊張は膝窩内側の痛みや下腿の回旋異常の原因となることがあります。

内側膝屈筋群(半膜様筋、半腱様筋)の徒手筋力テスト

徒手筋力テスト(MMT)において、内側膝屈筋群(半膜様筋、半腱様筋)について検査を行う場合の方法を示します。
①腹臥位にて膝90°以下で屈曲させ、下腿内旋位(つま先をうちに向ける)とします。
②足関節部分より膝関節伸展方向に抵抗をかけます。下腿は内旋位を保つようにします。
*外側膝屈筋群(ハムストリング)を検査するには、下腿外旋位とします。

半膜様筋の収縮不全と運動療法

半膜様筋の収縮不全があると、膝関節屈曲に作用する大腿二頭筋の筋緊張が亢進している場合が多くあります。
このような状況では、下腿の外旋が増強し、膝関節屈曲運動を行ってもなかなか半膜様筋の収縮力は上がってきません。
そのため、下腿を内旋位として運動を行う必要があります。

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引用・参考文献