自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

膝内側の痛みと股関節外転筋筋力低下の運動学的評価

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膝内側の痛みの原因のひとつとして股関節外転筋の筋力低下が考えられます。膝関節内側に伸長ストレスが加わってしまうのには、動作で膝関節外反、下腿外旋運動が生じた場合であり、それには股関節内転・内旋を伴うことが多くあります。その状態に抗するには股関節外転筋の筋力が必要になります。今回、膝内側の痛みと股関節外転筋筋力低下の運動学的評価について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 膝内側の痛みと股関節外転筋筋力低下の運動学的評価

膝内側の伸長ストレスと股関節外転筋の筋力低下

膝内側(鷲足、内側側副靭帯)の伸長ストレスが出現する原因のひとつとして、股関節外転筋筋力低下があります。
歩行などの片脚での支持を必要とする動作では、大腿骨頭(股関節の回転中心)に対し、身体重心が内側に位置します。そのため股間節外転・外旋モーメントが必要になり、股関節外転・外旋筋力の低下により股関節外転・外旋位保持が困難になると、股間節内転・内旋位となります。このようなアライメントとなるとメディアル・コラプス(膝関節外反、下腿外旋に股間節内転・内旋を伴う現象)が起き、膝関節内側に伸長ストレスが生じます。

股関節外転筋の運動学的評価

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股関節外転筋には中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋があります。
筋力評価は徒手筋力検査法(MMT)に準じて行います。
股関節外転筋の筋力低下が生じている場合、中臀筋の筋力低下だけでなく、中臀筋と小臀筋が共同して働いているかを把握する必要があります。
股関節外転筋の筋力低下は、膝前面にも痛みを引き起こす可能性があります。

膝前面の痛み(膝蓋大腿関節)と股関節外転筋筋力低下の運動学的評価 - 自分でできる体健やかブログ

頸体角と股関節外転筋筋力

大腿骨の頸体角は平均125°であり、頸体角の増減は股関節外転筋力の増減に関与します。

 頸体角が減少し内反した場合(内反股)は、大腿骨頭と外転筋のおもな停止部である大転子の距離が長くなり、股関節外転筋のモーメント・アームを増加させる。一方で中臀筋と小臀筋の起始と停止を近づけることになり機能的な長さを短くするので、外転筋の筋力の産生能を低下させ、”中臀筋跛行”の可能性を増大させる。外転筋の筋力低下は、増大した外転モーメント・アームによる高い外転トルク効果を相殺することがある。

運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 P228

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引用・参考文献