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SF-36によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈

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QOL評価のひとつにSF-36があります。SF-36は関節リウマチなどにおけるQOL評価にも用いられており、疾患によらない一般的なQOL評価として用いられています。今回、SF-36によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

 SF-36によるQOL評価の概要と評価方法、結果の解釈

SF-36によるQOL評価の概要

SF-36はQOL評価方法の一つであり、自己評価(14歳以上) 、電話調査、インタビュー形式で用いることが可能です。
36項目の質問からなり、結果から8つの尺度(身体機能、身体機能障害による役割制限、社会機能の制限、痛み、全般的な精神状態、精神機能障害による役割制限、活力・全般的な健康感)について下位尺度を導き出し評価します。
特定の疾患を対象としているわけではなく、様々な疾患を対象に評価が行えます。

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SF-36の評価方法

質問項目
1.あなたの全般的な健康状態は
2.1年前と比べてあなたのあなたの全般的な健康状態はどれくらいですか
3.以下の活動をするのに健康状態のために制限を感じますか。もしそうならどれくらいですか
 a.激しい運動(ランニング、重い物を持ち上げる、激しいスポーツ)
 b.中程度の運動(テーブルを動かす、掃除機をかける、ボーリング、ゴルフ)
 c.食料品を持ち上げる、または持ち運ぶ
 d.階段を数段上がる
 e.階段を1段上がる
 f.体を曲げる、膝を曲げる、かがむ
 g.1マイル以上歩く
 h.数ブロック歩く
 i.1ブロック歩く
 j.入浴や着替え
4.過去4週間の間、身体的な健康の影響で仕事やその他の日常生活に以下のような問題がありましたか
 a.仕事やその他の活動時間を減らした
 b.思ったよりも達成できなかった
 c.仕事やその他の活動の種類が制限された
 d.仕事やその他の活動をするのが困難であった(例:多大な労力が必要だったなど)
5.過去4週間の間、精神的な健康状態の影響で、仕事やその他の日常生活に以下のような問題がありましたか(憂うつ、不安などで)
 a.仕事やその他の活動時間を減らした
 b.思ったよりも達成できなかった
 c.仕事やその他の活動がいつもと同じくらい注意してできなかった
6.過去4週間の間、あなたの社会活動(家族、友人、隣人とあるいはグループでの)は、身体的あるいは精神的な健康状態によってどの程度妨げられましたか
7.過去4週間の間、体の痛みはどれくらいでしたか
8.過去4週間の間、痛みによって、あなたの通常の活動(家の中および外での仕事を含む)はどれくらい妨げられましたか
9.いかに挙げるのは、過去4週間の間にあなたがどう感じ、どうであったかについての質問です。それぞれの質問に対して、あなたがどう感じたか一番近い答えを選んでください。
 a.元気に満ち溢れていましたか
 b.とてもイライラしていましたか
 c.何も励みにならないほど憂うつで深く落ち込んでいましたか
 d.落ち着いて、穏やかな気分でしたか
 e.エネルギーに満ちていましたか
 f.意気消沈し憂うつでしたか
 g.疲れ果てていましたか
 h.満ち足りた状態でしたか
 i.疲れを感じましたか
10.過去4週間の間、あなたの社会活動(友人、親戚を訪ねるなど)は、身体的あるいは精神的な健康状態によってどのくらいの時間妨げられましたか
11.以下のことはあなたにどれくらい当てはまりますか
 a.私は、他の人に比べて少し具合が悪くなりやすい
 b.私は、私の知っている誰にも負けないくらい元気だ
 c.私の健康状態は悪くなると思う
 d.私の健康状態はとても良好だ

回答の選択肢
1.最高に良いー非常に良いー良いーまあまあー良くない
2.1年前と比べて
 とても良いー少し良いーだいたい同じー少し悪いーだいぶ悪い
3.はい、とても制限されたーはい、少し制限されたーいいえ、全く制限されなかった
4.a-d はいーいいえ
5.a-c はいーいいえ
6.全くそうではないー少しそうであるーまあまあそうであるーかなりそうであるー非常にそうである
7.なしー非常に軽いー軽いー中程度ー激しいー非常に激しい
8.全くないーほんの少しー中程度ーかなりー非常に
9.いつもーほとんどーずっとーときどきーごくたまにーない
10.いつもーほとんどーときどきーごくたまにーない
11.本当にその通りであるーほとんどその通りであるーわからないーほとんどその通りでないー全くその通りでない

結果の解釈

下位尺度ごとに、スコアの解釈があります。
身体機能では、質問項目数は10あり、スコアは0-20です。スコアが低い場合、健康上の理由で身体活動に支障が生じていることを表しています。スコアが高い場合、様々な種類の活動を行えている状態です。
身体機能障害による役割制限では、質問項目数は4あり、スコアは0-4です。スコアは低い場合、仕事や他の活動に身体的理由で支障が生じています。スコアが高い場合、身体的な理由による支障がない状態です。
社会機能では、質問項目数は2あり、スコアは0-8です。スコアが低い場合、家族や友人などとの付き合いが身体・精神的理由により非常に妨げられています。スコアが高い場合、付き合いは妨げられていません。
身体の痛みでは、質問項目数は2あり、スコアは0-10です。スコアが低い場合、痛みにより活動が妨げられています。スコアが高い場合、痛みによる妨げはありません。
全般的な精神状態では、質問項目数は5あり、スコアは0-25です。スコアが低い場合、常に神経質で憂鬱な気分であることを表しています。スコアが高い場合、落ち着きがあり楽しく穏やかな気分で過ごせています。
精神機能障害による役割制限では、質問項目数は3あり、スコアは0-3です。スコアが低い場合、仕事や他の活動に心理的な理由により支障があり、スコアが高い場合、心理的理由による支障はないことを表しています。
活力では、質問項目数は4あり、スコアは0-20です。スコアが低い場合、常に疲れを感じ疲れ果てている状態で、スコアが高い場合、常に活力にあふれている状態です。

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参考

PfizerPRO | 医療関係者のための情報サイト