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Timed Up and Go Testの概要と評価方法、結果の解釈(カットオフ値)

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歩行評価のひとつにTimed Up and Go Test(TUG Test)があります。このテストでは立位や歩行においての動的バランスを評価する指標とすることができます。歩行評価には様々なものがあり、対象者の状態や、セラピストが何を評価したいかを明確にしておく必要があります。今回、Timed Up and Go Testの概要と評価方法、結果の解釈(カットオフ値)について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

Timed Up and Go Testの概要と評価方法、結果の解釈(カットオフ値)

Timed Up and Go Testの概要

Timed Up and Go Test(TUG Test)は立位や歩行における動的バランスを評価する指標です。
このテストは移乗動作との関係があり、バランス能力や転倒のリスク評価のためにリハビリテーション開始時から用いられることが多い評価方法です。
慢性期の脳卒中者の運動機能評価に強く推奨されてているとあります。
心疾患、パーキンソン病、関節リウマチ、脳血管障害等の対象者、またはそれらを患った虚弱高齢者の評価に用いられ、パーキンソニズムでのすくみ足や運動減少症(寡動 · 麻痺はないのに自発運動が極度に少なくなる状態)の評価にも使用されます。

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Timed Up and Go Testの評価方法

標準的な高さ(一般的に40cm程度の高さ)の椅子(肘掛付き)で座位をとり、検者の合図により椅子から立ち上がり、「楽なペースで」または「できるだけ速く」前進し、3m先の目標物(パイロンなど)で方向転換し、もとの椅子に戻って腰掛けるまでの時間をストップウォッチで計測し、平均値を算出します。
方向転換位は決められた規定はなく、立ち上がり、着座、ターンの定性的(動作観察により安定性、自立度、実用性を評価する)分析も行います。
*原法では快適速度(楽なペース)と規定されていますが、対象者により快適速度の捉え方や再現性にばらつきが見られる可能性もあるため、最大速度で実施する場合もあります。

Timed Up and Go Testの結果の解釈(カットオフ値)

健常高齢者の中央値は8.5秒で、脳卒中患者では院内実用歩行達成レベルのカットオフ値が20秒、屋外歩行実用レベルのカットオフ値が17秒だとされています。

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参考文献

浅野広大ら「歩行・バランス機能評価」Journal of CLINICAL RIHABIRITATION Vol.26 No.1 2017.1

脳卒中機能評価セミナー・予後予測セミナー 講義資料