自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

認知症者の服薬支援:「eお薬さん」の紹介

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認知症者にとって、服薬治療は認知症の進行を遅らせるという点においてとても重要です。独居の認知症者では、服薬管理が適切に遂行できないこともあり問題点となりやすいといえます。今回、認知症者の服薬支援について、「eお薬さん」という機器があったため、紹介したいと思います。

目次

認知症者の服薬支援:「eお薬さん」の紹介

引用・参考文献

認知症と服薬管理

服薬管理能力を考えた場合、「できる力」と「わかる力」を評価することが重要になります。
服薬管理ができない場合、薬を飲む行為の障害により飲めないのか、あるいは飲む必要性の理解の障害により飲めないのか、必要性は理解しているが意識的に(自分の意思で)飲まないのかなど複数の原因を考えることが可能です。
できる力としては、

・薬を飲む準備ができるか?
・飲むべき薬を選べるか?
・薬を口に含めるか?
・薬を飲み込めるか? など

”理由を探る”認知症ケア P54

があり、わかる力としては、

・薬を飲む必要性をわかっているか?
・薬を飲むべき時間をわかっているか?
・薬をおいている場所はわかっているか?
・薬を薬だと認識しているか? など

”理由を探る”認知症ケア P54

があります。

 

「eお薬さん」の紹介

「eお薬さん」Eisaiから販売されている服薬支援機器です。

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出典:

eお薬さん | 毎日の服薬をサポート

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出典:

eお薬さん | 毎日の服薬をサポート

特徴としては、

1日4回までタイマーによる設定が可能です
 設定された時間になると、お薬ケースがトレーに乗って押し出されます。

お好みの音声で、服薬時間をお知らせします
 チャイム音とともに、機器から音声が流れます。
 録音機能により、お子さんやお孫さんなど、ご家族の声でお知らせしま す。

スヌーズ機能で、繰り返しお知らせします
 お薬ケースが取り出されない場合、5分ごとに音声でお知らせします。

過量服薬を防止する、トレー引き戻し機能つきです
 40分経過してもお薬ケースが取り出されない場合、トレーが自動的に戻 ります。一度に複数のお薬ケースが押し出されることはありません。

離れた場所からも、お薬ケースの取り出しが確認できます。
 お薬ケースが取り出されると、クラウドを経由して、ご家族や薬剤師な ど登録された方に、メールでお知らせします。 

お薬ケースの取り出し時刻が記録されます
 クラウドに保存された記録をいつでも閲覧できます。サーバーから20文 字以内のメッセージを機器に送信して、表示することもできます。

eお薬さん パンフレット

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クラウドを通すことで、家族、ケアマネージャー、薬剤師、看護師などと情報共有が可能です。また、薬の取り出しがあるとメールにて通知されるため、遠方の家族でも安心することができます。
毎日の服薬管理の記録が折れ線グラフや一覧表で表示可能なため、記録を通して分析が可能です。例えば、分析により服薬忘れが多い時間帯があれば、その時間は直接電話して確認するなどの対応をとることが可能です。

「eお薬さん」と「できる力」「わかる力」

「eお薬さん」は全ての方が利用できるとは限りません。
必要条件としては、薬を口に含み、飲み込めるか、薬を飲む必要性をわかっているか、薬を薬だと認識しているかが挙げられます。
薬を飲む準備ができるか、飲むべき薬を選べるか、薬を飲むべき時間をわかっているか
薬をおいている場所はわかっているかについて困難がみられる場合、「eお薬さん」の機能によって代償できる可能性があります。

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