自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

JASMIDの概要と評価方法、結果の解釈(片麻痺上肢使用(参加)頻度と質の評価)

【スポンサーリンク】

上肢運動麻痺の日常生活場面での使用頻度とその質を評価するツールのひとつに、JASMID(Jikeiassessment scale for impairment in daily living)があります。今回、JASMIDの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

JASMIDの概要と評価方法、結果の解釈(片麻痺上肢使用(参加)頻度と質の評価)

JASMIDの概要

JASMID(Jikeiassessment scale for impairment in daily living)は「爪を切る」「洗顔する」「髪を束ねる」などの日常生活上における動作20項目に対して、それぞれ使用頻度6段階(0〜5点)、動作の質(1〜5点)から選択し、採点します。
評価者間の信頼性が高く、妥当性も十分だとされています。

評価方法

質問方法:あなたが生活の中で麻痺側の手をどのくらい使用しているか、またどのくらい困難さを感じているかを調べていきます。それぞれの項目について、「使用頻度」「動作の質」について数字で答えてください。趣味、仕事についても記入して、「使用頻度」「動作の質」について答えてください。以前から行わない動作、麻痺側の手で元々行わない動作については使用頻度「0」として、動作の質は空欄にします。

【スポンサーリンク】
 

動作項目

使用頻度

動作の質

1.ペンで字を書く

 

 

2.箸で食事をする(おかずをつかむ)

 

 

3.歯ブラシで歯を磨く

 

 

4.手の爪を切る

 

 

5.傘を開き、さす

 

 

6.化粧/髭剃りをする

 

 

7.顔を洗う

 

 

8.髪をくしでとかす

 

 

9.シャツのボタンをはめる

 

 

10.新聞・雑誌をめくって読む

 

 

11.ペットボトルの蓋を閉開する

 

 

12.トイレットペーパーをちぎる

 

 

13.缶ジュースを開ける

 

 

14.ベルトを締める/ブラジャーをつける

 

 

15.靴下をはく(両足)

 

 

16.雑巾・タオルをしぼる

 

 

17.ハンガーに上着をかける

 

 

18.財布から小銭を出す

 

 

19.靴紐を結ぶ

 

 

20.ネクタイを結ぶ/ネックレスをつける

 

 

合計

 

 

趣味活動(         )を行う

 

 

仕事/家事(        )を行う

 

 

使用頻度

0:全く使わない(使う気がない)

1:全く使えない(使いたいが使えない)

2:少し使う(ごくまれにしか使わない)

3:時々使う(病前の半分くらいしか使わない)

4:しばしば使う(病前よりは使う頻度が減った)

5:いつも使う(病前と比べて変わりない)

動作の質

1:(使おうとしても)ほとんどできない

2:非常に困難さを感じる

3:中等度の困難さを感じる(病前と比べ半分くらい)

4:やや困難さを感じる(病前と比べて少し困難)

5:全く困難さを感じない(病前と同じである)

*自助具の有無は問いません。
*「ペンで字を書く」「箸で食事をする(おかずをつかむ)」は「支え手」としての動作は対象外です
*「歯ブラシで歯を磨く」「化粧/髭剃りをする」は準備動作は対象外です。
*項目9〜14では「支え手」としての動作も対象です。

結果の解釈

採点方法は、使用頻度=使用頻度の合計÷(「0」の回答以外の動作項目数×5)×100、動作の質=動作の質の合計÷(回答のあった動作項目数×5)×100で算出します。
算出した得点が高いほど、生活上での使用頻度が高いといえます。

関連記事

happyhealth.hatenablog.com

happyhealth.hatenablog.com

参考文献

竹川 徹ら「上肢痙縮に伴う肩関節機能障害に対するボツリヌス毒素治療」JOUNAL OF CLINICAL REHABILITATION Vol.23 No.10 2014.10