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DBD-13(Dementia Behavior Disturbance Scal短縮版)の概要と評価方法、結果の解釈

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DBD-13(Dementia Behavior Disturbance Scal短縮版)は、認知症の行動障害尺度のひとつです。今回、DBD-13の概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

DBD-13(Dementia Behavior Disturbance Scal短縮版)の概要と評価方法、結果の解釈

DBD-13の概要

DBD-13は、認知症の行動障害尺度のDBDの短縮版です。
評価項目は13項目あり、これは出現頻度が多く、また作業療法などの治療介入に反応して変化が大きい下位項目となっています。
DBD-13は簡便に臨床場面で評価できるものであり、52点満点となっています。(DBDは28項目112点満点)。
短縮版と原版は高い相関関係を有し、介護負担感とも良好な正の相関を認めたとされています。

評価方法

形式は介護者に対する質問表となっており、介護者に対する面接聴取や、施設では介護者に直接記入することも可能です。
各項目に対して、0から4までの評価に従って記入します。
0:全くない 1:ほとんどない 2:ときどきある 3:よくある 4:常にある

1.同じことを何度も何度も聞く 
2.よく物をなくしたり、置場所を間違えたり、隠したりしている
3.日常的な物事に関心を示さない
4.特別な理由がないのに夜中起き出す 
5.特別な根拠もないのに人に言いがかりをつける 
6.昼間、寝てばかりいる 
7.やたらに歩き回る 
8.同じ動作をいつまでも繰り返す 
9.口汚くののしる
10.場違いあるいは季節に合わない不適切な服装をする
11.世話をされるのを拒否する
12.明らかな理由なしに物を貯め込む
13.引き出しやタンスの中身を全部だしてしまう

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結果の解釈

最高点は52点であり、得点が高いほど異常行動の出現頻度が高い事を意味しています。
知的機能、身体機能、精神機能の障害をもとに現れる行動異常、特にそれが介護者のストレスの原因になるような状態像の評価、介護者の負担感を知ることが可能です。
DBDスケールは、介護負担を軽減するためのリハビリテーション目標の設定や効果の判定にも用いることが可能です。
DBDスケールでは、行動異常の頻度を評価対象としているため、評価者が対象者に接する時間の長短が結果に影響することが考えられます。また、対象者の行動が評価者によって変化することがないかということも考慮しなければなりません。そのため、評価者は常に一定にしておく必要があります。

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参考文献

町田 綾子「Dementia Behavior Disturbance Scale(DBD)短縮版の作成および信頼性, 妥当性の検討―ケア感受性の高い行動障害スケールの作成を目指して―」日老医誌  2012;49:463 ― 467