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リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

認知症のADL評価:PSMSの概要と実施方法、結果の解釈

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認知症者のADL評価法のひとつに、PSMS(Physical Self-Maintenance Scale)があります。今回、PSMSの概要と実施方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

認知症のADL評価:PSMSの概要と実施方法、結果の解釈

参考文献

PSMSの概要

 

PSMSは、高齢者の日常生活の活動性を、施設内での処遇、ケースワーク、スタッフ教育のために評価することを目的として作成された尺度(Langly-Porter Scale)に基づき作成されました。
PSMSは在宅者でも施設入所者に対しても施行可能であり、「排泄」「食事」「着替」「身繕い」「移動能力」「入浴」の6つの基本的生活機能を各5段階で評価し、得点を算出します。

評価項目と評価表

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項目

A. 排泄

1.排泄では全く介助を要しない 1

2.誘導あるいは後始末に介助が必要、時に(多くても週に1度)失敗がる 0

3.週に1度以上、寝ている間に失禁がある 0

4.週に1度以上、日中に失禁がある 0

5.常に失禁がある 0

 

B. 食事

1.介助なしで摂取できる 1

2.食事のときに多少の介助が必要、特別な調理法が必要あるいは食事のときに汚したたものを片付けてもらう 0

3.食事に介助が必要であり、食べる時にも散らかってしまう 0

4.常に介助が必要 0

5.自力ではまったく摂取できない 0

 

C. 着替

1.タンスから適切な服を選んで自分で着替えられる 1

2.多少の服介助で脱ぎ着できる 0

3.服を選んだり、脱ぎ着に手助けが必要 0

4.着替に介助を要するが、本人も協力する 0

5.常に介助が必要であり、着替に拒否的 0

 

D. 身繕い(身だしなみ、髪や爪の手入れ、洗面など)
1.いつも身だしなみがきちんとしている 1

2.1人で身繕いできるが髭などは剃ってもらう 0
3.いつも多少は手伝ってもらう 0
4.常に介助を要するが、そのあとはきちんとしていられる 0
5.介助に抵抗する 0

 

E. 移動能力
1.1人で出かけることができる 0
2.家の中か家の周囲まで出かけることができる 0
3.杖()、歩行器()、車椅子()の助けが必要 0
4.椅子や車椅子に座っていられるが、自分では動かせない 0
5.終日半分以上は寝たきり 0

F. 入浴
1.介助なしで入浴できる 1
2.浴槽の出入りには介助が必要 0
3.手や顔は洗えるが他の部分を洗えない 0
4.自分では洗えないが協力的 0
5.介助に抵抗する 0

各項目の設問の横数字が得点です。

結果の解釈

それぞれの項目について5段階評価し、合計得点は0〜6点となります。

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