自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

FIM「食事」の採点方法のポイントと具体例、疑問点の解消

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今回は、FIM「食事項目」の採点方法と具体例、疑問点の解消について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

FIM「食事」の採点方法と具体例、疑問点の解消

参考文献

「食事」の定義

FIMにおける「食事」とは、
・食事が適切に用意された状態で
・適当な食器を使って、
・食物を口に運ぶ動作から、
・咀嚼し、嚥下するまで
となります。
そのため、配膳・下膳はは評価に含まれません。

FIMにおける食事の採点

点数

手助けの程度

手助けの内容

完全自立

すべての性状の食物を皿から口まで運び、咀嚼して嚥下できる

修正自立

時間がかかる。自助具を使用する。部分的に非経口的栄養に頼り、自分で準備、片づけをしている。

監視または準備

準備や監視が必要、自助具の装着をしてもらう

最小介助

食事動作の75%以上を行う。

中等度介助

食事動作の50%以上75%未満を行う。

最大介助

食事動作の25%以上50%未満を行う。

全介助

食事動作の25%未満しか行えない。

 

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FIM完全自立の注意点

スプーンで自立 *箸は他の手段より難しいため減点なし

FIM修正自立の例

・特殊なスプーンを用いて自分で食べる
・胃瘻であるがチューブ類を自分で管理している(チューブは補助具)
・エプロンを自分でかける
・きざみ食や嚥下食など食事形態の工夫
・自分でとろみをつける

FIM食事の準備と監視の例

・エプロンをつけてもらう
・食事用の装具をつける
・蓋を開ける
・袋を破る
・バターなどを塗る
・運ばれたあとで食物を刻んでもらう 
・醤油やドレッシングをかけてもらう
・とろみをつけてもらう
・食事の速さや一切れの大きさを監視している必要がある
など

FIM最小介助の例

・口の中に食物が溜まっていないか、介助者が指で確認する
・すくいきれない部分のみを介助し、大部分を自分で食べている

FIM中等度介助の例

食事用の装具を装着してもらい、スプーンで食物をすくう際に介助が必要であるが、そこから口に運び、嚥下できる。

FIM最大介助の例

摂食において介助者が半分以上介助している

FIM全介助の例

・咀嚼や嚥下可能だが、食物を口に全く運べない(咀嚼、嚥下より食物を口に運ぶことが採点に重みがある)
・経管栄養を受けていてその管理を介助者がしている

FIM「食事」動作採点の疑問の解消

・食事における時間がかかる状態は、普通の3倍以上になります

・義歯の装着は整容に含まれます

・最大介助「すくう、口に運ぶ介助」、全介助「食物を全く口に運べない」の違いは、すくう、口に運ぶ介助」は患者が主体的に行い、介助者は手を添える介助を行っている状態。「食物を全く口に運べない」は、介助者により食べさせている状態

半側空間無視で食べ忘れがある場合、「食べ忘れ」を指摘して自分で食器を反転させると5点、反転に介助必要であれば4点

・エプロンをつけずに汚した場合、「つけないからよごす」と指示される場合、5点

・服薬は含まれない

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