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NIHSSの概要と評価方法、結果の解釈

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NIHSSは脳卒中の重症度を評価するスケールのひとつで、救急では必須の評価法です。今回、NIHSSの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

NIHSSの概要と評価方法、結果の解釈

参考

脳卒中機能評価セミナー・予後予測セミナー 配布資料

NIHSS - Wikipedia

NIHSSの概要

NIHSSは脳卒中の重症度を評価するスケールのひとつで、tPA(脳梗塞の治療法)の適応判断に重要とされています。
NIHSSで5ー15点がtPAを積極的に適応することとされており、満点は42点で最重度となります。
新版は項目数が少ないため、旧版が用いられることが多いです。
5分以内に評価可能で、rt-PA静注療法ではrt-PA静注中の1時間においては15分ごと、その後投与開始から7時間(投与後6時間)は30分ごと、その後24時間までは1時間ごとにNIHSSを施行する管理指針があります。
急性期用ではあるが、リハビリで応用もできるのではないかという意見もあります。

 

NIHSSの評価項目と評価上の注意点

評価ではリストの順番で実施します。
患者ができるだろうと推測して評価を行ってはいけません。
指示されていること以外で誘導してはいけません。
なんらかの理由で実施できない項目があった場合にはその理由を記載します。

意識障害ー質問
意識障害ー従命
③注視
④視野
⑤顔面麻痺
⑥左上肢運動
⑦右上肢運動
⑧左下肢運動
⑨右下肢運動
⑩運動失調
⑪感覚
⑫感覚
⑬言語
⑭構音障害
⑮消去現象/無視

評価用紙はこちらを参照してください

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NIHSSの結果の解釈

満点は42点(最重症)ですが、最重症では失調症の評価は実施できないため、最重症は40点となります。
意識障害がありJCSⅢ-300の場合、各項目は高得点となります(失調は0点)。
脳神経項目が少なく後方循環の評価が不十分になりやすい、言語機能の点数配分が高く、左半球障害で高得点になりやすい、軽い麻痺は見逃されやすい、同じ点数でも、症例によりADLの状態が異なる場合があることが注意点となります。
急性期脳卒中における予後予測として、発症時NIHSSから機能予後を予測する研究があります。
それによると前方循環、すなわち前頭葉後頭葉頭頂葉は発症時NIHSS8点以下で予後良好、後方循環、すなわち後頭葉、小脳、脳幹は発症時NIHSS5点以下で予後良好とされています。

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