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リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

脳卒中急性期における予後予測の知識と方法

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脳卒中急性期では、回復期への連携など将来展望を含めた視点において、予後予測を行うことが大切です。また予後予測を行うことで、急性期という限られた時間におけるリハビリテーション目標、リハビリテーションアプローチの設定のための有用な情報になります。今回、脳卒中急性期における予後予測の知識と方法について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

脳卒中急性期における予後予測の知識と方法

参考文献

脳卒中機能評価セミナー・予後予測セミナー 配布資料

脳卒中急性期の予後予測に用いられるツール

・NIHSS
・MI(Motricity Index)
FMA(Fugl-meyer Assessment)
・TCT(trunk Control Test)
・FIM

発症時の予後予測

発症時のNIHSSを用いた機能予後予測の研究があります。
3ヶ月後のmRs 0-2のカットオフ値を設定し、
前方循環では、発症時のNIHSS≦8
後方循環では、発症時のNIHSS≦5
が予後良好としています。
つまり、前頭葉・側頭葉・頭頂葉は発症時NIHSSが8点以下、後頭葉・小脳・脳幹は発症時NIHSSが5点以下で予後良好とされています。

発症後3日以内の予後予測

発症後3日以内の予後予測において、6ヶ月後の上肢機能の予後決定因子となるものに、MI(Motricity Index)と、FMA(Fugl-meyer Assessment)があります。
発症後3日以内のMI(Motricity Index)shoulder Abduction≧9、FMA(Fugl-meyer Assessment)Finger Extension≧1、すなわち肩外転MMT1以上、手指伸展MMT1以上であれば6ヶ月後の上肢機能の予後は比較的良好とされています。

発症後3日以内の予後予測において、6ヶ月後の歩行能力の予後決定因子となるものに、TCT(trunk Control Test)とMI(Motricity Index)があります。
発症後3日以内のTCT(trunk Control Test)sitting≧25、MI(Motricity Index)leg≧25、すなわち座位保持時間30秒以上、下肢3関節MMT1以上もしくは下肢1関節MMT4以上であれば、6ヶ月後の歩行能力の予後は比較的良好とされています。

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発症後2週間以内の予後予測

発症後2週間以内の予後予測において、FIM運動項目の合計点から歩行能力(FIM≧5)を予後予測する研究があります。
発症後2週間のFIM運動項目の合計点が50点以上であれば、歩行予後は良好とされています。
また、発症後2週間のFIM運動項目の合計点が50点未満でも、認知項目の点数が高ければ、退院時のFIM運動項目が改善する可能性も示唆されています。

他にも、発症後2週間の体幹バランスが良好なほど、6ヶ月後のADLの予後が良好とされています。

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