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自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

ベントン視覚記名検査の概要と使用方法、結果の解釈

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ベントン視覚記名検査は、視覚性図形記憶の検査です。名前の似たものに、ベントン視覚弁別検査がありますが、これは別物の検査になります。今回、ベントン視覚記名検査の概要と使用方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

ベントン視覚記名検査の概要と使用方法、結果の解釈

ベントン視覚記名検査の概要

ベントン視覚記名検査は、視覚認知、視覚記名、視覚構成能力を評価する検査です。
心因性障害と器質性脳障害の鑑別、認知症早期のスクリーニングにも有効とされています。

ベントン視覚記名検査の使用方法と何を評価しているか

刺激図版は10枚あり、形式Ⅰ、形式Ⅱ、形式Ⅲの3つのセットがあり、学習効果や習熟の可能性を避けて検査が可能です。しかし、高齢者では形式Ⅱの難易度がやや高いとの見方もあるようです。
検査には4通りの実施方法があります。
施行A:図版を10秒提示し、直後に再生描画させる。
施行B:図版を5秒提示し、直後に再生描画させる。
施行C:図版を模写させる
施行D:図版を10秒提示し、15秒後に再生描画させる。
各形式において、これらの施行を行い、制限時間は設けません。
質的分析を行うために、図版ごとの所要時間や、対象者の反応などを記録しておくとよいと思われます。
施行A、Bでは提示時間に差はありますが、即時記憶課題となります。
施行Cでは模写を行いますが、視空間構成能力、視空間把握能力の評価が可能です。
施行A、B、Dにも多少視空間構成機能が影響すると言われており、本検査を記憶検査というよりも視空間性能力(半側空間無視や構成障害)の検査とみる意見もあります。
施行Dでは遅延再生ではあるものの、干渉刺激がないため、即時記憶課題として捉えます。
実施時間は5分程度です。

採点方法

採点は正確数と誤謬数の面から行われます。
正確数は全く誤りなく正確に再生描画されたもので、部分点はなく0か1点として採点されます。正確数は0ー10の間の整数値となります。
誤謬数は、描画図形にあるすべての誤謬数の合計になります。
誤謬は6つのカテゴリ(省略・追加、歪み、保続、回転、置き違い、大きさの誤り)に分けられます。
記録用紙には63種類の誤謬の記号が記されており、該当欄に丸をつけます。

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結果の解釈

正確数と誤謬数の結果により、全般的知能水準の推定を行います。
誤謬のパターンにより、記憶・視空間構成能力障害の質的分析を行います。
しっかりとしたデータはありませんが、以下の文献に年齢別の平均値データが掲載されています。

http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170514201609.pdf?id=ART0008387548

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参考文献

滝浦 孝之 日本におけるベントン視覚記名検査の標準値:文献的検討

http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170514201609.pdf?id=ART0008387548