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リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

GBSスケールを用いた認知症評価の概要と使用方法、結果の解釈

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GBSスケールは認知症評価(運動機能、知的機能、感情機能、精神症状)のための評価ツールで、作業療法の成果を示すためにも使用されます。今回、GBSスケールを用いた認知症評価の概要と結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

GBSスケールを用いた認知症評価の概要と使用方法、結果の解釈

参考文献

GBSスケールの概要

GBSスケールは、認知症の重症度とともに質的な違いも評価することができる尺度になります。
評価の領域は運動機能、知的機能、感情機能、精神症状の4領域で、認知症の量的評価に加え、質的評価のためにも使用できます。
このスケールは認知症の評価には用いることができますが、認知症の診断を目的としたものではありません。
GBSスケールは定量的評価(知的機能の評価を中心とするもの:認知症の診断やスクリーニングに有効)と、定性的評価(行動の評価を中心とするもの:認知症状のプロフィールや類型を知るのに有効)の両側面を含んだものになります。
簡単に評価でき、対象者は特別な努力は必要ありません。時間制限もなく、視覚的課題は避けていることが特徴です。

 

GBSスケールの使用方法

対象者の状態を詳しく把握しているスタッフが評価を行います。
知的機能の項目については対象者と対話形式で得られた答えを段階的に評価します。
運動機能、感情機能、認知症に共通なその他の症状については、行動観察で評価していきます。
運動機能(6項目)、知的機能(11項目)、感情機能(3項目)、認知症に共通なその他の症状(6項目)の計24項目からなっています。
軽度の認知症の評価や薬効やリハビリテーション成果の継時的評価の場合、同じ評価者が行う、また事前に評価の練習を行い、評価者間でのばらつきを小さくしておくことが大切になります。
繰り返し評価する場合、毎日同じ時間に評価を行います。
評価用紙はこちらからダウンロード可能です。

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採点方法と結果の解釈

各項目の設問に対し、0(正常)から6(最重度)までの7段階でチェックしていきます。0、2、4、6の4段階における採点基準があり、この4段階に該当しない各段階の中間の場合には、1、3、5の3段階があります。
失語などにより評価不可能な項目(時間に関する見当識障害、冗慢さ(表現に締まりがなくて無駄が多い状態)、感情不安定)において検査不能な場合、9と採点されます。

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