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N式精神機能検査の概要と採点方法、結果の解釈

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N式精神機能検査は認知症スクリーニングテストのひとつです。今回、N式精神機能検査の概要と結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

N式精神機能検査の概要と結果の解釈

N式精神機能検査の概要

N式精神機能検査は記憶、見当識、計算、概念構成、図形模写などの12項目(13の課題)からなります。動作性の設問が多いこと、認知症の重症度判定基準が示されていることが特徴です。所要時間は10〜15分程度です。

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出典:認知症作業療法

N式精神機能検査の各項目とどの機能を評価しているか

設問A:年齢(満もしくはかぞえ)を聞き、時の見当識および自己に関する基本認識が評価されます。

設問B:日付を聞き、時の見当識が評価されます。

設問C:指(薬指)の名前(患者の指を触りながら)を聞き、自己の身体認知や言葉の理解が評価されます。

設問D:片手をグー、もう一方をパーとして左右同じにならないように繰り返し、運動メロディといい、言語理解と運動系の障害が評価されます。

設問E:時計に示された時間を聞き、空間認知、数の概念、時間の概念が評価されます。

設問F:果物の名前を数多く言わせ、思考の柔軟性と語の流暢性が評価されます。

設問G:設問Jで文章の遅延再生をさせるための刺激提示で、設問G・Jは文章理解と聴覚性言語性近時記憶が評価されます。

設問H:計算力と注意・集中力が評価されます。

設問I:立方体透視図の模写で、視空間構成能力が評価されます。

設問K:数字の逆唱で、聴覚性言語性即時記憶と注意・集中力が評価されます。

設問L:文章の書き取りで、聴覚性言語性即時記憶、意味記憶、視覚的空間構成機能、運動機能などが評価されます。

設問M:視覚提示された文章の読み上げで、読字能力や発話能力などの言語機能が評価されます。

採点方法

採点には集計表を用い、100点満点で算出します。例えば、設問J(物語再生)での粗点が1であれば5点、素点が2であれば10点とします。

結果の解釈

得点により認知症の重症度分類を5段階で評価します。
正常:95点以上
境界:94〜85点
軽度認知症:84〜61点
中等度認知症:60〜33点
重度認知症:32点以下
となります。
85点以上を認知症の疑いなし、84点以下で認知症の疑いありとした場合に、感度0.95、特異度0.79とされています。
基準値は文献により異なっており、集計表の点数も違いがあります。

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参考文献