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ストループテストの目的、実施方法と遂行機能(選択的注意)の評価

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遂行機能や選択的注意機能を評価する検査のひとつに、ストループがあります。ストループ現象には様々な解釈があり、検査には日本で使用できる標準化されたものはありませんが、その結果を解釈することが遂行機能評価においては重要です。今回、ストループテストの目的、実施方法と遂行機能(選択的注意)の評価について文献を参考にまとめていきたいと思います。

 目次

ストループテストの目的、実施方法と遂行機能(選択的注意)の評価

遂行機能としての選択的注意

遂行機能としての選択的注意には、

一般的に注意を引きつける刺激・情報への反応傾向を抑制しつつ比較的難しい処理を持続して行う注意集中力、あるいは、葛藤条件の監視機能をさしている。

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のような機能があります。
目標到達のために、必要な情報と反応を選択する集中力や選択的注意が必要となります(他の機能も必要)。

ストループテスト

ストループテストには様々な方法がありますが、主に用いられているものには、「赤」「青」「緑」などのの色名の単語の意味するものとは別の色で書いているものに対し、単語ではなく印刷した色を読んでいく課題です。

ストループテストの神経心理学的解釈と目的

ストループテストの神経心理学的解釈には様々なものがあり、反応抗争、習慣的反応の抑制、選択的注意などがあります。
色名を表す単語がそれとは異なる色のインクで印刷されてる時に、その単語ではなくインクの色を読んでいくためには、「インクの色」に対して選択的に意識を集中し、文字の形には注意を払わないと考えると、選択的注意課題であると言えます。

ストループテストの評価実施方法と注意点

ストループテストの適応条件は、明らかな失語がなく検査の説明が理解でき、読みが保たれていること、色盲がないこと、十分な視力があること、半側空間無視がないことです。
この検査は精神的に疲労しやすく、時間がかかる場合には5分で中止したほうが良いとも言われています。
標準的な実施方法のマニュアルがあるわけではなく、様々なものが利用されています。

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結果の解釈

Comalliらのバージョンでは、「赤、青、緑」の語の意味と一致しない赤青緑のインクで印刷された10行×10列計100個の課題では、正常値(平均値)の例が示されています。

年齢

50〜59

60〜69

70〜79

時間

120.79±38.07

135.50±29.81

148.67±41.09

誤反応

1.75±1.42

2.20±2.12

1.60±1.05

標準注意検査法(CAT)においても葛藤条件の監視機能を評価する項目としてPosition Stroop Test(上中下検査)があります。この検査では正答率(正答数÷問題数×100)を算出します。上中下検査のカットオフ値を年齢別に示します。

20歳代

97%

30歳代

97%

40歳代

97%

50歳代

97%

60歳代

96%

70歳代

95%

 

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引用・参考文献