自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

アルコール依存症が原因となる身体疾患・後遺症とその症状

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アルコール依存症が原因となる生活問題として、身体疾患により身体を病むことが挙げられます。アルコール摂取は身体への負担が大きく、様々な身体疾患を招く可能性があります。今回、アルコール依存症が原因となる身体疾患とその症状について、文献を参考にしながらまとめていきたいと思います。

 目次

アルコール依存症が原因となる身体疾患・後遺症とその症状

参考文献

消化器疾患

アルコールは消化器系器官への影響が大きく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、マロリーワイス症候群(食道、胃のつなぎ目が切れて出血)などがあります。

 

肝機能障害

肝機能が悪化すると、肝硬変が生じます。肝硬変になると元の健康的な肝臓に戻ることは不可能となります。

アルコール性高血圧

アルコールの大量摂取が長期間続くと、血圧上昇の原因となります。

アルコール性膵炎

アルコール摂取により膵臓の破壊が起こります。

糖尿病

アルコール摂取により膵臓が破壊されると、インスリンの分泌が低下します。インスリンは血糖を下げる働きがあるため、インスリン分泌低下により血糖が下がらず糖尿病を引き起こします。

アルコール性心筋症

長期間にわたる大量飲酒は心機能を低下させ、息切れ、動悸、易疲労性などの症状が出ます。

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痛風

アルコール摂取で尿酸値が増え、高尿酸血症となり関節炎が生じます。

脳神経障害

アルコールの代謝ビタミンB1が大量に使われることにより、慢性的なビタミンB1欠乏となり、それにより脳神経障害が生じます。
ウェルニッケ脳症では眼球運動障害、眼振、失調性歩行が見られ、アルコール性小脳失調症ではバランス不良となり歩行困難、転倒のリスクが増大します。

アルコール性多発神経炎

アルコールにより中枢神経麻痺を起こし、そこから末梢神経にも影響し、しびれ感や感覚障害を生じさせます。

大腿骨頭壊死

大腿骨頭に血液供給がされなくなり、骨壊死が起こります。股関節痛や股関節の可動域制限により歩行困難となります。

受診の動機付け

医師の診療とアルコール減量に向けた支援

アルコールを大量摂取する習慣がある場合、依存症でなくても前途した疾患にかかりやすいといえます。
疾患があればかかりつけ医での診察を受けることになりますが、そこでは疾患の診察の他に、アルコール摂取の制限についての指導も受けることになります。その際アルコールを控えれる人もいれば、依存症によりアルコール摂取がコントロールできない場合もあります。
どちらにせよ、主治医との連携により依存症治療につなげることは大切なことになります。身体疾患や障害はアルコール依存の存在を知らせる兆候であるため、医師の総合的な診療が不可欠となります。
減量に向けた支援では、アルコール摂取が原因となる疾患や障害も持つ可能性があることの自覚を促しながら、アルコール依存専門治療の受診への動機付けや、検査数値が基準より高い場合、減量に向けた支援も行っていく必要があります。

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