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肩関節可動域制限因子の推測!肩関節肢位の変化から捉える!

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肩関節可動域制限因子の推測には本当に悩む事が多いです。通常の関節可動域測定を行っただけでは推測するための情報が少なすぎるためです。そこで今回は、文献を参考にしながら、肩関節肢位を変化させた可動域測定により制限因子を検討する考え方について、整理していきたいと思います。

目次

肩関節可動域制限因子の推測!肩関節肢位の変化から捉える方法

肩関節肢位の変化から制限因子を推測することのメリット

肩関節可動域制限の制限因子を推測するためには、肩関節肢位を変化させる事が必要になります。その理由はどの運動がどの組織により制限を受けているかが把握しやすくなるためです。制限因子が絞り込めた場合、無理やり行う可動域訓練は避ける事ができます。

肢位による制限因子の捉え方

肩関節の肢位は3つあります。
①1st:上腕が下垂している
②2nd:90度外転している
③3rd:90度屈曲している

また、それぞれの肢位において、肩関節周囲の軟部組織の緊張も変化します。

1st:肩関節の上方は伸張、下方は短縮
2nd、3rd:肩関節の上方は短縮、下方は伸張

となります。そのため、制限因子の考え方としては例えば、

1stで外旋制限あり、2ndで外旋制限なし:肩関節前方組織(外旋を制限する)の中で内外転の運動軸より上にある軟部組織

2ndで外旋制限あり:肩関節前方組織(外旋を制限する)の中で内外転の運動軸より下にある軟部組織

3rdで内旋制限あり:肩関節後方組織(内旋を制限する)の中で内外転の運動軸より下にある軟部組織

というようになります。分かりにくい場合はとりあえず、
①肩関節前方組織は外旋を制限し、肩関節後方組織は内旋を制限する
②1stでは内外転の運動軸より上にある軟部組織、2nd、3rdでは内外転の運動軸より下にある軟部組織が制限因子となる
ということを覚えておきます。

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制限因子のまとめ

前上方
筋:肩甲下筋上部筋束、大胸筋鎖骨部
関節包・靭帯:烏口上腕靭帯、上関節上腕靭帯、前上方関節包

前下方
筋:肩甲下筋下部筋束、大胸筋肋骨部、大円筋、広背筋
関節包・靭帯:前下関節上腕靭帯、前下方関節包

後上方
筋:棘上筋、棘下筋横走部
関節包・靭帯:後上方関節包

後下方
筋:棘下筋斜走部、小円筋
関節包・靭帯:後下関節上腕靭帯、後下方関節包

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参考文献