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自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

感覚と覚醒の関係を知り、認知症をもつ人との良好なコミュニケーションを!

認知症

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認知症をもつ人とのコミュニケーションにおいて、ケアする側の問いかけに対しての反応があまりない、または指示などがうまく伝わらなかったという経験はあるでしょうか。このような場合の要因のひとつに、認知症をもつ人の意識が相手に向いているかということが挙げられます。今回は人の感覚と覚醒に焦点を当て、文献を参考にしながら、認知症をもつ人とのコミュニケーションの取り方について考えていきます。

 目次

感覚と覚醒の関係を知り、認知症をもつ人との良好なコミュニケーションを!

コミュニケーションにおける覚醒と意識

コミュニケーションにおける覚醒と意識とは、ただ単に起きている状態を表しているのではありません。コミュニケーションをとるために必要な、自分の外の世界に意識が向いており、そこからの刺激に対してしっかりと反応できるということです。そのため、覚醒レベル、注意力、興味関心など、様々な要素が賦活されている必要があります。
この覚醒と意識がしっかりしていることが、良好なコミュニケーションをとるために必要な前提条件になります。

ケアする側が相手の覚醒と意識に配慮することが大切

ケアする側の人が、認知症をもつ人の覚醒と意識に配慮できていないとどういったことが起こるのでしょうか。
例えば、「部屋に迎えに行き、食事に誘う」場面を考えます。ケアする側としては訪室する前から食事に誘う事は意識していることです。一方、認知症をもつ人は自分の状況が把握しにくく、ベッドで横になっている場合にはケアする側に意識が向いていません。このような状況で、訪室するなり「食事なので、食堂に行きましょう」とい言われても、認知症をもつ人にとってはうまく反応できず、状況を飲み込めない可能性があります。
ケアする側が相手の覚醒と意識に配慮することができれば、こちらの想いが伝わりやすくなることが考えられますし、コミュニケーションが難しいという間違ったレッテルを貼ることも防ぐことができます。

覚醒促し、意識を向けるためのアイデア

①身体的接触(触れる)
軽く、相手を包み込むようなボディタッチは、相手への興味関心を示すことにつながります。覚醒を促すものとしては、外に出て太陽の光を浴びたり、風に当たるなどがあります。

②見せる
興味関心のあるものを見てもらうことで、覚醒を促します。視力に配慮し、写真、手紙、雑誌などを触れて見ることも大切です。

③聴く
本人の興味関心のある歌、落語などを聞くことで覚醒を促します。

④嗅ぐ
アロマオイル、お香、食べ物、花の香りなどを嗅ぐことにより覚醒を促します。

参考文献