読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

認知症をもつ人とのコミュニケーションにおける基本的な考え方

【スポンサーリンク】

認知症をもつ人とコミュニケーションをとる際に重要なことは何でしょうか。認知症をもつ人は、ケアを提供する側の感情に左右されやすいことがわかっています。そのことからも、こちら側のコミュニケーションの取り方が大切なことがわかります。今回は、そんなコミュニケーションの取り方について、基本的な考え方を、文献を参考に整理していきたいと思います。

 目次

認知症をもつ人とのコミュニケーションにおける基本的な考え方

援助者の感情と、感情感染

認知症では他者の感情への感受性が高まり、感情を模倣することを明らかにした。早期のアルツハイマー病や軽度認知障害のある人には感情感染の増加がみられ、認知症がある場合はさらに顕著になるという。これは、私たちが不安や怒り、焦りを感じていると、認知症をもつ人にもそれらの感情が伝わってしまうが、私たちが落ち着いた楽しい気分でいると、認知症をもつ人も穏やかで落ち着いた気持ちになることを示している。

認知症をもつ人への作業療法アプローチー視点・プロセス・理論ー P170

とあり、普段の私たちの関わり方が非常に大切なことがわかります。
こちらの怒りやイライラの感情をできる限り排除しておくことが重要です。

どうにかしたいという思い、必ずよくなると信じる思い

このような思いを持ち認知症をもつ人と関わることが、ケアの際には重要になります。
このような思いを持つことは、対象者を様々な視点から把握することにつながり、介入へのヒントが得られやすくなると考えられます。

アイコンタクト

アイコンタクトはコミュニケーションにおける基本となります。にこやかで優しい、暖かいまなざし、笑顔は安心感を提供し、自分一人でない、見捨てられることがないという思いを生むことにつながっていきます。

笑顔

幸福を表す表情に関して、認知症をもつ人がその表情を判定率は非常に高いと言われています。また幸福を表す表情は、他の表情(悲しみ、驚き、怒り、恐れなど)よりも認識力が高く、加齢や認知症による影響は関係なく認識力が保たれやすいこともわかっています。このことからも、認知症をもつ人にとって笑顔は認識しやすい表情であると言えます。
笑顔は認知症をもつ人が安心することにつながり、また笑顔は笑顔を引き出すことは普段の経験からもわかることだと思います。
笑顔も健康状態を表す項目として重要ですが、真剣な表情で何かの活動に取り組んでいることもまた健康状態が高い状態であるということも知っておかなくてはなりません。

声の大小、強弱、高低、速さ、抑揚、リズム、言葉の量など、自分の発する声にも注意を向けることが必要です。この要素により、相手にどのように受け取られているかを考えることが大切になります。

姿勢、ジェスチャー

私たちは無意識のうちに心の状態が態度に表れてしまうことがあります。
腕組みをする、腰に手を当てている、足を組んでいるなど、このような態度は相手を不快にさせてしまうことが考えられるため、注意が必要です。
当たり前のことを当たりませにこなすのは簡単な様で難しいことです。普段からの意識がかなり大切になります。

参考文献、引用文献