自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

認知症の方の行動を理解するための基本指針

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認知症の方と関わりを持たせてもらっていると、どうにも理解できない行動をとっているように思うことが多々あるかと思います。そのような場合に、どのように接したらよいかがわからずに、認知症の方に安心感を感じてもらえないこともあると思います。今回、とある本を読むきっかけがあり、「理由を探る」ことが認知症ケアのヒントになるとの視点があることをお伝えしていこうと思います。

 目次

認知症の方の行動を理解するための基本指針

認知症の方も困っています

認知症の方は、脳の器質的な変化があり、それに伴い認知機能(記憶、注意、理解力など)が低下し、日常生活を送ることが困難な状態にあるといえます。
認知機能の低下により、適切に情報を処理して行動することが苦手になっており、またそこに思い込みなどが働くことにより、認知症の方は混乱してしまったりするのだと思われます。
ケアする方が困っているのと同時に、認知症をもつ方も困っていると考えることが大切になります。

パターン化された対処法は通用しないかもしれない

よく書籍などで認知症の方に対する対処方のパターンが紹介されていると思います。これも役立つことはもちろんあるのですが、その場を一時的に収めるには良いと思うのですが、「認知症の方の行動には理由がある」という視点からすると、根本的な解決にはなりません。
理由を探るケアを行おうとするのであれば、例えば帰宅要求が強い場合には、「どうして自宅だと認識できないのか」、「言い始めたきっかけは何か」、「昔の習慣と何か関係があるのか」、「家に帰って何をしたいのか」などの理由を探ることが解決のヒントとなるかもしれません。

認知症の方にとっての安心

認知症方は自分でできていたことができなくなったり、周りの人と少し違うと感じてしまうと、孤独感や不安感を感じてしまう可能性があります。
この不安感を安心感に変えるためのヒントは、コミュニケーションです。名前を呼ばれたり、声をかけてくれる人がいる。このような関わりが、他者に認められているという欲求を満たし、安心感につながると考えられます。

認知症の方の自分史

認知症の方は、だんだんと自分の存在や、自分の記憶が失われてしまいます。
そのため、本人にかわり、他者が認知症の方の好きなこと、興味のあること、価値観、こだわりなど様々な情報を知っておくことが、認知症の方の存在感を保つことができる方法になると考えられます。

快の時間を増やし、不快の時間を減らす

徘徊や帰宅願望などがある場合、認知症をもつ方は不安感や不快感を感じている可能性があります。この感覚があるために歩き回っていることも考えられます。
不安感や不快感が起きている理由を知ることができれば、それを少しでも取り除くことにつながります。

参考文献