自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

認知症の方に対する自立支援に向けた機器、装置の紹介

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近年、認知症の方への見守り支援、安否確認システムなど、機器や装置を用いた支援も多くなされるようになりました。今回は、様々な機器がある中でも、日常生活の自立支援に向けた機器、装置を紹介していきたいと思います。

 目次

認知症の方に対する自立支援に向けた機器、装置の紹介

機器、装置の導入にあたっての注意事項

機器、装置の導入にあたっては、福祉機器に詳しい作業療法士の評価があってこそ成り立ちます。機器、装置をうまく導入できれば、認知症の方の潜在能力を引き出せることになります。
導入に向けての準備として

①使用者(本人・介護者)のニーズ、心身の状態、作業能力の状況、機器・装置の使用時間、頻度、環境などを評価すること。
作業療法士自身で導入検討中の製品の実物を見て確認すること。
③機器・装置の機能、視認性、操作性を分析して、目的に合致しているか検討すること。
④導入への段階付の評価をすること。
⑤想定されるリスクをできる限り多く挙げ、対策を講じておくこと。
⑥フォローアップの計画を立てておくこと。

認知症をもつ人への作業療法アプローチー視点・プロセス・理論ー P152-153

を挙げています。

 高齢者の好む家電製品の特徴

機器、装置の導入にあたっては、その設定方法が難しくないか、メンテナンスが大変でないかなどといったことも考慮する必要があります。
高齢者が好む家電製品の特徴として

①簡易な機能のもの。
②スイッチ数が少ないもの。
③1つのスイッチが1つの機能を果たすもの。
④見てすぐ操作できるもの。
⑤スイッチはクリック感が明確なもの。
ピクトグラムなどで機能がわかりやすいもの。
⑦文字のフォントが見やすいこと。
⑧身近な表現・操作性のもの。

認知症をもつ人への作業療法アプローチー視点・プロセス・理論ー P153-154

を挙げています。
ピクトグラムとはいわゆる絵文字のようなもので、代表的なものとしては避難経路に示されている、緑色で人が走っているマークがあります。
高齢者の場合、視力障害等の視認性の評価も重要となります。

探し物探知機

家の鍵や携帯電話、かばんなど、失くしては困るものに子機を取り付けておき、子機の番号や色に対応した親機のボタンを押すと、子機が音を出してその居場所を知らせる機器です。
対象は装置の目的、使用方法を理解できる方となります。ご家族の方と一緒に暮らしている場合や、ヘルパーさんが定期的に来てくれる方なども利用する可能性が考えられます。

 デジタル日めくり電波時計

日付を忘れてしまう、日付が気になって何度も聞いてしまうといった方に対して有効です。文字が大きいため見やすく、電波時計のため時間の調整がいらないのが特徴です。

 リモコンスイッチ

ボタンの数が少なく、シンプルであり情報量が少ないため、高齢者や認知症の方も使用可能な場合があります。

 電子レンジ

シンプルなボタン配置、必要最小限の機能が備わっています。

 まとめ

認知症の方の自立した生活を支援する機器、装置の導入には、その方が持つ能力、環境の十分な評価が必要です。
導入には、操作が簡単、スイッチの数が少ないなど、情報量が多すぎないものを選ぶことも大切になります。
常に最新の情報を得ておくことが支援者としての責務になります。