自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

自分でできる股関節の痛み解消法!大内転筋のほぐし方、緩め方!

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今回は股関節の痛みに関係する大内転筋のほぐし方、緩め方を紹介していきます。

 目次

大内転筋のほぐし方、緩め方

大内転筋とは

大内転筋は筋肉の中で3番目に大きな筋肉です。恥骨と坐骨の間に位置しており、3つの部分から成っています。大内転筋は大腿骨の後部全面に沿いながら付着していて、最も長さがある部位は膝上までついています。
大内転筋の主な作用は股関節の内転で、脚を閉じる動作です。また歩行や走行中の骨盤の安定にも寄与しています。

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(出典:痛みの臨床に役立つ手技療法 ASTR)

大内転筋の探し方、触れ方

大内転筋は複雑な筋で触知しにくい筋肉です。
股関節と膝関節を屈曲位とし、そこから股関節を内転させることで大内転筋の収縮を感じ取ることが可能となります。

大内転筋が緊張した時の症状

大内転筋が過緊張、あるいは筋に硬さがあると、大腿の内側部の痛みや、膝の内側、会陰部に痛みが広がることがあります。また骨盤内のの痛みを引き起こすこともあります。人により恥骨、膣、直腸、前立腺、膀胱に局所的な痛みを生じさせる場合もあります。大内転筋の痛みは股関節の過度の外転により強くなります。骨盤内の痛みが内臓疾患だけではなく筋・筋膜から引き起こされる可能性があることも理解しておかなければなりません。

大内転筋が緊張する原因

大内転筋の日常生活上の役割としては、階段を上る動作、すばやく方向転換する際などが挙げられます。そのため、このような動作が過剰に行われると大内転筋にストレスがかかることが考えられます。またすでに痛みが生じている場合に、過度の股関節外転動作は控えるようにしなければなりません。
他の要因としては、階段を降りている際に急に脚を滑らせてしまった、自転車の乗り降りで過度に股関節の外転動作を行うといったことがあります。このように脚を滑らせたり、脚が開いている状態で大内転筋にストレスがかかると過緊張状態を作り出す要因となります。
ハイヒールでの歩行は内転筋群にストレスをかけやすい状況を作ってしまいます。

ほぐし方、緩め方

①仰向けで寝て、股関節を屈曲、内転させます。

②大内転筋に押圧を加え、頭側へ引き寄せ保持します。

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③股関節を外転させます。

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注意点

仰向けで股関節、膝関節を伸ばした状態では薄筋との鑑別が困難になりやすいです。そのため膝を立てた状態を作ると薄筋と大内転筋の付着部が異なるため筋の触知が行いやすくなります。
大内転筋の筋硬結部へのストレッチはかなり痛みを伴うことが多いので、押圧を力を調整しながら徐々にストレッチを行っていくことがオススメです。

参考文献