自分でできる体健やかブログ

リハビリ専門職(作業療法士)の私が、肩こり、肩の痛み、腰痛、膝痛、骨盤トレーニングなど、「自分でできる」をキーワードに対策方法を伝授します。

脳卒中

肩手症候群のリハビリテーションとエビデンス

肩手症候群は、脳卒中後に麻痺側上肢の強い痛みや腫脹、血管運動異常などがみられる病態で、運動制限を伴います。その痛みにより廃用手に近い状態になることもあります。今回、肩手症候群のリハビリテーションとエビデンスについて、文献を参考にまとめてい…

脳卒中片麻痺者の亜脱臼におけるエビデンスとリハビリテーション

脳卒中片麻痺者では肩関節に亜脱臼が見られることがあります。亜脱臼が直接的に肩の痛みに関与しているかは意見が分かれるところですが、三角筋や棘上筋の機能低下があることを考えると、治療対象になります。今回、脳卒中片麻痺者の亜脱臼におけるエビデン…

脳卒中片麻痺者の肩の痛みとポジショニング、ROM訓練

脳卒中片麻痺者では肩の痛みが見られることがあり、それはリハビリテーションの阻害要因となったり、ADLや予後に影響を与えます。脳卒中片麻痺における肩の痛みの原因は複数のことが合わさっていることも多く、その根本原因を知ることは簡単にはできません。…

Brs-stageの評価と一次運動野、皮質脊髄路

先日、脳外臨床研究会和歌山支部の研修会に参加し、理学療法士の小林隆大先生の講義を受けてきました。脳卒中の運動麻痺の評価では、Brs-stageにより評価をすることが多いですが、それを臨床に活かすにはどのように考えていけばよいかについてお話しされてい…

JASMIDの概要と評価方法、結果の解釈(片麻痺上肢使用(参加)頻度と質の評価)

上肢運動麻痺の日常生活場面での使用頻度とその質を評価するツールのひとつに、JASMID(Jikeiassessment scale for impairment in daily living)があります。今回、JASMIDの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中片麻痺者の書字動作の特徴と分析、リハビリテーション

脳卒中片麻痺者では、麻痺側で書字を行う際に麻痺手の過緊張を伴う動作になってしまい、字体の乱れや努力的でスムーズさにかける動作となってしまうことが多くあります。今回、脳卒中片麻痺者の書字動作の特徴と分析、リハビリテーションについて、文献を参…

脳卒中片麻痺者の包丁操作に必要な機能

脳卒中片麻痺者では、麻痺側で包丁操作を行う場合、難易度はかなり高いといえます。包丁操作に必要な機能は何かを考えた場合、麻痺側上肢の分離運動、筋力など、様々な要素が挙げられます。今回、脳卒中片麻痺者の包丁操作に必要な機能について、文献を参考…

脳卒中上肢機能訓練と回復のためのエビデンスとリハビリテーション指針

脳卒中上肢機能回復に向けた機能訓練と回復のためのエビデデンスとリハビリテーションの指針について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中片麻痺者の筋力低下のエビデンス

脳卒中後の筋力低下は2つの原因で起こると言われ、一つには損傷自体によるもので、2つには廃用によるものです。今回、脳卒中後の筋力低下のエビデンスについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中片麻痺者の運動学習を高める方法:脳機能、感覚入力、運動記憶の定着

脳卒中片麻痺者のリハビリテーションにおいて、運動学習を図り、目標とする動作の学習を促していくためには、脳機能・感覚入力・運動記憶の定着の側面からアプローチすることが重要です。今回、脳卒中片麻痺者の運動学習を高める方法について、文献をさんこ…

脳卒中片麻痺者のリーチ動作における運動学習の考え方

脳卒中片麻痺者のリーチ動作の運動学習を考える際には、適切な目標設定と、それを達成するための学習課題の設定が必要になります。今回、脳卒中片麻痺者のリーチ動作における運動学習の考え方について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

動作学習とADL分析の視点(正確性、効率性、安全性)

ADLなど様々な動作を学習していく中では、動作をどのように習熟する・させていくかが重要になります。動作学習により習熟度は上がりますが、その際の視点を持っておくことで、どのような部分の習熟度を向上させていくかの方向性が明確になります。今回、動作…

意識障害の定義と分類、症状について:混乱しやすい概念を整理する

意識障害と一口に言っても、分類や症状も複数あり、正直なところ目の前にいる対象者がどのような状態にあるのかの判断がつきにくいことがあります。これは、概念と知識の整理が行えていないためで、今回は意識障害の定義と分類、症状について、文献を参考に…

利き手交換の拒否に対しての対応

脳卒中片麻痺者の上肢機能は、必ずしも良い回復となることはなく、むしろ何らかの障害や手の使いづらさが残ることが大半です。そのような場合、リハビリでは利き手交換を進めていくことになりますが、本人は麻痺側の機能訓練にこだわり、拒否が見られる場合…

脳卒中片麻痺者の手指変形と拘縮

脳卒中片麻痺者の手指では、麻痺側筋、痙性、固縮などの問題によって、手指に変形や拘縮を起こすことがあります。今回、脳卒中片麻痺者の手指変形と拘縮について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中片麻痺上肢機能の予後予測(Brunnstrom、服部、福井、上田を参考に)

脳卒中片麻痺者の上肢機能では、上肢の重みを操作しながらの空間での抗重力活動であり、また協調運動や巧緻運動が要求されることから、下肢・歩行機能よりも回復がされにくいという側面があります。対象者が補助手・実用手になるかの予後予測を行うことは、…

NIHSSの概要と評価方法、結果の解釈

NIHSSは脳卒中の重症度を評価するスケールのひとつで、救急では必須の評価法です。今回、NIHSSの概要と評価方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中急性期における予後予測の知識と方法

脳卒中急性期では、回復期への連携など将来展望を含めた視点において、予後予測を行うことが大切です。また予後予測を行うことで、急性期という限られた時間におけるリハビリテーション目標、リハビリテーションアプローチの設定のための有用な情報になりま…

脳卒中の歩行能力における予後予測の知識と方法

脳卒中リハビリテーションにおいて予後予測を行うことは、リハビリテーション目標の設定やアプローチ立案に役立ちます。特に歩行能力の予後予測は、歩行できるか否かにより、住環境調整にも関わってくるため重要です。今回、脳卒中の歩行能力における予後予…

脳卒中上肢機能予後予測の知識と方法

脳卒中のリハビリテーションプログラムにおいて、予後予測による目標設定は脳卒中治療ガイドラインにおいても推奨されています(グレードB)。脳卒中片麻痺者の上肢機能の予後予測をすることは、早期からの利き手交換訓練を導入するか否かの指標にもなります…

SIAS(Stroke Impairment Assessment Set)の概要と実施方法、結果の解釈

SIAS(Stroke Impairment Assessment Set)は脳卒中片麻痺者の機能評価テストのひとつで、非麻痺側を含んだ総合的な評価ツールです。今回、SIAS(Stroke Impairment Assessment Set)の概要と実施方法、結果の解釈について、文献を参考にまとめていきたいと…

片麻痺上肢のBox and Block testの概要と実施における注意点と結果の解釈

脳卒中片麻痺者の上肢機能評価としてBox and Block testがあります。このテストは必要物品も少なく、工程も単純なため理解しやすく簡便に実施できる利点があります。今回、Box and Block testの概要と実施における注意点について、文献を参考にまとめていき…

WOLF MOTOR FUNCTION TESTの概要と実施上の注意点、結果の解釈

WOLF MOTOR FUNCTION TEST(WMFT:ウルフモーターファンクションテスト)は、脳卒中片麻痺者の上肢運動機能検査評価法のひとつです。検査項目に対して、所要時間、動作の質的評価から、上肢機能のレベルを測定することが可能です。今回WOLF MOTOR FUNCTION T…

脳卒中片麻痺者の下肢痙性抑制手技

脳卒中片麻痺者の下肢運動麻痺の回復には、様々な手技が用いられますが、回復の妨げになる要因として痙性があります。麻痺側下肢の促通においては、痙性筋を抑制しながら下肢の運動を繰り返す中で神経回路の強化が可能になります。今回、脳卒中片麻痺者の下…

脳卒中片麻痺者の股関節外転の促通(ブルンストロームの考え方を用いて)

脳卒中ガイドラインでは、ブルンストローム法などのファシリテーションテクニックは、エビデンスは乏しいが行ってもよいという程度で記載されています。しかしながら、片麻痺者の運動の促通においては、対象者それぞれの促通されやすい姿勢、動かし方などの…

片麻痺者の立位姿勢で麻痺側足底接地困難な場合のリハビリテーション

脳卒中片麻痺者では、立位姿勢の際屈筋共同運動が下肢に優位になることがあります。そのような場合非麻痺側下肢のみの支持となり、静的な立位はとれてもトイレでのズボンの上げ下ろしのような動的立位になると、バランスを崩しやすくなるなどデメリットとな…

脳卒中片麻痺者の膝屈曲、伸展運動の促通(ブルンストロームの考え方を用いて)

今回は、脳卒中片麻痺者の膝屈曲、膝伸展運動の促通について、文献を参考にまとめていきたいと思います。

脳卒中片麻痺者の歩行立脚初期における足関節背屈の促通(ブルンストロームの考え方を用いて)

脳卒中片麻痺患者では、体重の負荷により活動する伸筋共同運動は、股関節、膝関節の伸展、足関節底屈と股関節内転を含みます。そこに正常な筋活動が確立されると、足背屈と股関節外転が股関節・膝関節伸筋と協調して活性化し、誘発される必要があります。今…

上肢ブルンストロームステージⅤに向けたリハビリテーション

上肢ブルンストロームステージⅤでは、「側方水平位へ腕を挙上する」「頭上へ腕を挙上する」「肘伸展位で手掌を上と下に向ける」の獲得が必要です。今回、それらの動作の獲得に向けたリハビリテーションについて、文献を参考にまとめていきたいと思います。

上肢ブルンストロームステージⅣに向けたリハビリテーション

上肢ブルンストロームステージⅣでは、「手を体の後ろへ」「水平位へ腕を前方挙上する」「肘屈曲位で前腕の回内ー回外」ができることになっています。これらは、屈筋共同運動や伸筋共同運動のどちらでもないですが、これらの動きに必要な筋肉の働きの組み合わ…

脳卒中片麻痺者の手指屈曲の回復とリハビリテーション

脳卒中片麻痺者の手指機能の回復は、日常生活を送りやすくするために重要です、握る、つまむなどが行えると生活の幅が広がり、片手動作に比べてスピードや効率がかなり上がるためです。今回、脳卒中片麻痺者の手指屈曲の回復、特に全指屈曲獲得に向けたリハ…

ブルンストロームステージ4「手を体の後ろへ」の動作獲得のためのリハビリテーション

ブルンストロームステージ4「手を体の後ろへ」を獲得するには、共同運動の要素を分離させて行う必要があります。この動作が行えると、体の背部を洗ったり、服を直したりという動作が可能になります。今回、「手を体の後ろへ」の動作を獲得するためのリハビ…

ブルンストロームステージ4での屈筋分離動作(肩、肘)のリハビリテーション

ブルンストロームステージ4では、痙性は減弱しつつあり、共同運動が消失し始める時期となります。この段階では共同運動から逸脱した比較的簡単な運動の組み合わせの指導が可能となります。そのためには運動方向の修正を、対象者の良い反応を見極めながらア…

ブルンストロームステージ1から3における伸筋共同運動獲得までのリハビリテーション

ブルンストロームステージの1から3の段階では、弛緩状態から痙性の出現、そして共同運動パターンの出現というような状態がみられます。今回、ブルンストローム法を用いた伸筋共同運動獲得までのリハビリテーションについて、文献を参考にまとめていきたい…

ブルンストロームステージ1から3における屈筋共同運動獲得までのリハビリテーション

Brs-stageⅠ-Ⅲでは、弛緩性麻痺から屈筋・伸筋共同運動が出現する状態です。この時期では、弛緩筋の筋緊張を高め、筋収縮を誘発していく必要があります。今回、Brs-stageⅠ-Ⅲまでのブルンストローム法による促通訓練方法について、文献を参考にまとめていきた…

ブルンストローム法による母指伸展の促通法

脳卒中片麻痺者のファシリテーション手技のひとつに、ブルンストローム法があります。エビデンスは乏しいですが、対象者の随意運動を促通するには、様々な運動姿勢、反射等を用いて好ましい反応を引き出すことが重要です。今回、ブルンストローム法による母…

ブルンストローム法による把握のための機能的手関節肢位に向けたアプローチ

ブルンストローム法はファシリテーション手技の一つですが、脳卒中ガイドライン2009によると、ファシリテーション手技は行っても良いが、それにこだわる必要はないとされています。しかしながら、対象者の運動を促通しやすい方法は、何が当てはまるかはわか…

Motor Activity Log(MAL)の概要と評価方法

脳卒中片麻痺者の上肢機能評価としてMotor Activity Log(MAL)があります。MALは片麻痺上肢の使用状態(質的・量的)を評価でき、動作別にどの程度上肢機能が用いられているかを患者・セラピストが共に把握し、訓練効果の確認や意欲向上のためにも用いられ…

上肢運動麻痺に対するリハビリテーションに向けてー到達・把握・操作運動の神経機構ー

上肢運動は主に到達・操作から成り立ちます。上肢運動麻痺のリハビリテーションではこれらの要素を再獲得させることが目的となり、その神経機構や、それに基づくリハビリテーションを行うことが重要だといえます。今回、上肢運動麻痺に対するリハビリテーシ…

運動麻痺に対するリハビリテーションと運動学習の神経機構ー認知・注意・記憶・イメージの用い方ー

脳卒中片麻痺者のリハビリテーションでは、運動の異常要素の改善を目的として行いますが、その回復は脳の可塑的変化と捉えることができ、これは病的状態からの学習とも捉えることができます。脳の可塑的変化を促していくためには、運動学習理論に基づいたア…

脳卒中片麻痺における「痙性麻痺」4つの症状とニューロリハビリテーションの考え方

脳卒中片麻痺のリハビリテーションでは、痙性麻痺という運動の異常要素にアプローチすることになります。痙性麻痺には4つの症状があり、「伸張反射の異常」「異常な連合反応」「共同運動パターン」「運動単位の動員異常」からなっています。この症状を理解…

上肢のFugl-Meyer testの概要と実施における注意点

Fugl-Meyer test(フーゲルメイヤーテスト)は、脳卒中後の片麻痺者における身体活動能力を評価する方法です。このテストは標準化されており、リハビリテーションアプローチの戦略やその効果判定に用いることが可能です。しかし、実施には知識の整理と実施方…

片麻痺の上肢の評価とアクティビティを用いたリハビリ

脳卒中片麻痺者では、中枢神経麻痺は質的変化(パターン)として捉えられることが多いすが、中枢神経麻痺にも量的変化(筋力)として捉えることも必要になります。また片麻痺者の上肢機能評価には様々なものがあり、どのように上肢機能評価を行っていくかは…

脳卒中片麻痺者の肩関節亜脱臼予防とリハビリテーションについて

脳卒中片麻痺者では、しばしば肩関節亜脱臼が見られることがあります。亜脱臼と肩の痛みについては、亜脱臼がある方全てが痛みを伴うわけではありませんが、痛みとの関連性はあるため、その予防とリハビリテーションが重要になります。今回、方関節亜脱臼予…

脳卒中片麻痺の肩の痛みとリハビリテーションの実際

脳卒中後の肩の痛みがあると、ADLや様々な動作において困難さが生じる可能性があります。脳卒中片麻痺者の肩の痛みの発生のメカニズムははっきりとした結論が出ていません。今回、文献を参考にしながら、肩の痛みの原因として考えられる要因と、その軽減に向…

迷路性眼球反射による促通法による外眼筋麻痺へのリハビリテーション(半盲、複視を含む)

脳卒中では、半盲や複視が生じることがあります。半盲は視神経が半交叉することにより起こるもので、視野が狭くなると日常生活上で様々な困難さが生じます。今回、迷路性眼球反射促通法を用いた外眼筋麻痺へのリハビリテーションについて、文献を参考にまと…

簡易装具(母指対立位)を用いた脳卒中片麻痺のつまみ動作訓練!

脳卒中片麻痺患者の上肢訓練において、より実用的な上肢機能を獲得していく上で、手指による物品操作を用いながらの複合的な動きを行うことが有効だと考えています。しかし、手指屈曲は可能だが伸展が不可能な場合や、母指の動きが悪く示指との対立位が取れ…

自分でできる脳卒中片麻痺の杖歩行訓練のコツ

脳卒中片麻痺の杖歩行においては、ちょっとしたコツを知っておくだけで、自主練習の際に効果的に訓練を行えます。そこで今回、文献を参考にしながら杖歩行訓練のコツをお伝えしようと思います。

脳卒中における上肢挙上機能(90度以上)の強化ー筋出力向上を目的にー

以前、脳卒中における上肢挙上機能(90度まで)の筋出力の強化方法を記事にしました。今回、上肢を90度以上挙するために必要な要素と、その強化方法を筋出力を中心として、文献を参考にまとめていきたいと思います。リハビリの参考になれば幸いです。

脳卒中における上肢挙上機能(90度まで)の強化ー筋出力向上を目的にー

脳卒中運動麻痺における上肢機能で、筋出力の向上を目的とした強化について、文献を参考にその方法をまとめていきたいと思います。今回は、肩関節30度程度動かせる方を対象としています。